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かんたん!国民年金・厚生年金入門 > かんたん!国民年金・厚生年金入門 スタッフ紹介
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かんたん!国民年金を運営している兄さんと申します。
国民年金の存在、そして、20歳になると加入義務が発生する事については、日本で生活しているほとんどの方が知っていると思います。
ただし、「国民年金にどんな機能があるのか、そして、国民年金にはどんなメリットがあり、国民年金をかけていないと、どういうアクシデントが予想されるのか」については、詳しく知らない人がほとんどではないでしょうか?
実際、このことを証明するようなニュースが発表されました。
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「国民年金:滞納者25% 「経済的に困難」65%も」 by 毎日JP
(省略)
免除者らを除く保険料滞納者は全加入者1896万3000人の25.4%にあたる481万9000人で、02年前回調査より7.2ポイント(155万2000人)増。
滞納理由のトップは「経済的に支払いが困難」の65.6%だが、「年金制度の将来が不安・信用できない」も14.8%を占めた。
滞納者とは過去2年間の納付義務がある月に一度も保険料を払っていない人。
年々増えており99年比45%増。年齢別では25〜29歳層の滞納率が最も高く、38%となっている。
02年度に免除を受ける年収基準を厳しくしたため、全額免除者が70万人減って滞納に転じたことや、年金不信の広がり、低所得者の増加などが滞納者数を押し上げたとみられる。
納付者の年間平均所得が158万2000円なのに対し、滞納者は104万6000円。ただ、納付者の43.3%は所得が50万円未満。一方、滞納者のうち50万円未満の所得の人は48.6%で、両者の間に極端な差はなかった。
滞納者の46.7%は生命保険に、7.5%は民間の個人年金に加入しており、両方に入っている人も6.1%いた。
(以下省略)
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見ていただければ分かるように、国民年金保険料の滞納者が増えており、滞納する理由として、「経済的に困難」を挙げる人が多いという内容です。
ただ、どの程度、経済的に困難なのか、その中身は分かりません。おそらく、「本当は払えるのに、払っていない」という人もいるのではないかと思います。
実際、私が知っている中にも、払えるのに国民年金を払っていない人は結構います。
その理由は、国民年金への不信・不安だったりと色々とありますが、どうしても払えない状況にある人は実際には少なく、他に優先したい(お金を使いたい)ことがあるなどの理由で、国民年金保険料を払っていない人も多いと感じます。
こういった人の中には、国民年金についてよく知らず、「自分で貯金するなりして、老後のお金は何とかなるだろう」くらいにしか考えていない人もいると思うのですが、当サイトを見ていただければ分かるのですが、国民年金には、
・ 老齢基礎年金
・ 障害基礎年金
・ 遺族基礎年金
・ 死亡一時金
・ 寡婦年金
といった重要な機能があり、「老後の資金を確保する」という目的のためだけにある物ではありません。このことを知らずに、国民年金の滞納(未払い)や未加入を続けていると、いざという時には大変なことになる可能性を秘めています。
また、上に書いた年金の役割を踏まえた上で、年金未加入者・滞納者が結婚し、将来、家庭を持ったときのことを考えると、その時には「年金未加入・未納が個人の問題ではなくなる」ことを忘れてはなりません。
実際、父親がいない私の家でも、親の老後資金の問題が発生しています。
私の母の場合は、引退する10年後に起こる経済的な問題を考え、国民年金基金の満額掛けを行うなど、今のうちから動き出していますが、正直、「ギリギリ間に合ったかな?」という感覚です。
この対策を行っても足りない分については、もう、母個人の力ではどうしようもならないと思いますので、将来は、息子である私が援助しなければならないと思っています。
国民年金を20歳からずっと払い続けてきた私の母でも、こんな現状なのです |
この状況を考えると、今の国民年金未加入者・未納者が子供に与える影響は、かなり大きいだろうと予想できます。
少子化、そして、成長→成熟した社会に変化した日本では、バブル期前ような右肩上がりに経済成長する可能性は低いですし、近年、ワーキングプア等として問題となっている給与格差も、国際競争が激しくなっていることを考えると、今後はもっと激しくなるんじゃないかと感じています。
こんな状況の中で、子供が自分の生活費を稼ぎながら、さらに、年金未加入者である親の経済的な援助をしなければならないとしたら、子供の将来は、経済的にかなり苦しいんじゃないでしょうか?
すると何が起こるのかというと、今度は、その子供も年金未加入者・未納者になる可能性が十分にあると思うのです。
こうなるとまさに、
としか言いようがありません。こういう状況になることを何とか防げないかと思い、かんたん!国民年金・厚生年金入門を作りました。
国民年金は、経済的に余裕がないから加入しない(保険料を支払わない)のではなく、実際には逆で、
国民年金には、経済的に余裕がないからこそ、入った方が良い |
のです。
当サイトで国民年金について知っていただき、国民年金に加入して(国民年金保険料を支払って)、国民年金を活用して頂けたら、これほど嬉しいことはありません。
かんたん!国民年金・厚生年金入門 WEBマスター : 兄さん
もし宜しければ、「かんたん!国民年金・厚生年金入門」をご家族やお友達にもご紹介下さい♪
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