かんたん!国民年金・厚生年金入門 かんたん!国民年金・厚生年金入門 運営スタッフ紹介 かんたん!国民年金・厚生年金入門 サイトマップ


   かんたん!国民年金・厚生年金入門 > 財形年金貯蓄で、老後年金を増やす!

財形年金貯蓄で、老後年金を増やす!


勤務先が「勤労者 財産形成貯蓄制度」を導入している場合、



・ 一般財形貯蓄
・ 財形住宅貯蓄
・ 財形年金貯蓄



の3点を利用することができます。




給料天引型の積立定期預金に仕組みが似ている、一般財形貯蓄
勤労者(会社員)が住宅購入資金を貯めるために利用できる、財形住宅貯蓄

については、年金とは関係ないので、説明は省かせていただきます。



しかし、財形年金貯蓄については、老後の年金を増やす方法としてメリットのある方法なので、詳しく説明したいと思います。





財形年金貯蓄は、会社員の人が老後資金つくりを目的として、会社の給与から天引きする形でお金を積立てていく年金積立制度です。


ただし、ただの年金積立制度ではなく、税制上でのメリットがあります。


また、金利情勢によっては、一般の定期預金よりも高い金利が付くこともありますので、その点、自分で定期預金をするよりもお得です。




それでは早速、財形年金貯蓄の内容をチェックしていきましょう。





財形年金貯蓄の加入条件

まずは、勤務先が銀行などの金融機関と提携し、「勤労者 財産形成貯蓄制度」を導入していることが必要です。もし導入している場合には、財形年金貯蓄を利用できます。




ただし、誰にでも利用でき、自由な積立て、積立金の引出しをしても良いというわけではなく、下記の要件を満たさなければいけません。



・ 1人1契約に限ること。
・ 契約締結時に、55歳未満の勤労者であること。
・ 事業主(会社)を通して、給与から天引きして預入れすること。
5年以上の期間にわたり、定期的に積立を行うこと。

・ 年金の支払い開始までに据置期間を置く場合は、その期間が5年以内であること。
・ 年金給付は、60歳以降、5年以上にわたり定期的に受取る
・ 財形年金貯蓄に基づく預貯金は、年金の支払い等の場合を除き、払出しを行わないこと。



もし、この要件を満たさない場合には、加入ができなかったり、利子等が非課税扱いにならなかったりするので、十分注意して下さい。





財形年金貯蓄の対象となる金融商品の種類

財形年金貯蓄で利用できる金融商品は、まず大前提として、会社が契約している金融機関(銀行や生命保険会社など)や、運用金融商品に限定されます。

ですから、まずは、どの金融機関が利用できるのか、どんな金融商品が利用できるのかをチェックしてから、財形年金貯蓄を契約するかどうか判断することをお勧めします。




そして、財形年金貯蓄で利用できる金融商品を大まかに分類すると、



・ 預貯金(定期預金、定期貯金等)
・ 合同運用信託(金銭信託、貸付信託)
・ 有価証券(国債などの公社債、証券投資信託の受益証券、金融債、株式投資信託)

・ 生命保険
・ 生命共済
・ 損害保険

・ 郵便年金
投資信託
個人向け国債などの債券



等となっています。




見ていただければ分かるように、元本保証ではない金融商品も含まれていますので、財形年金貯蓄の契約をするときには、どのような金融商品なのかを詳しく調べることをお勧めします。




財形年金貯蓄は、元利合計550万円を上限に利子等が非課税

財形年金貯蓄では、元利合計550万円を限度に、利子等が非課税となりますので、その点、銀行などの定期預金よりも有利になっています。


ただし、郵便貯金、生命保険、損害保険の保険料、生命共済の共済掛け金、簡易生命保険(年金商品)の保険料にかかるものについては、元本385万円を限度に、利子等が非課税となります。



財形年金貯蓄の「貯蓄型商品」を選択した場合、積立額が申告している限度額を超えると、その後に生じる利子には、通常の普通預金や定期預金と同じように、20%が課税されます。

ただし、積立を継続することはできます。



そして、財形年金貯蓄の「保険型商品」を選択した場合は、払込保険料の合計385万円を限度とし、これ以上の払込みはできない仕組みになっています。




なお、財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄の2つを利用している場合には、この2つを合わせて550万円までが非課税となります。

参考 : 国税庁TAXアンサー 財形年金貯蓄




住宅取得費用や教育費用など、財形融資制度が利用できる。

財形年金貯蓄を含めて、「勤労者 財産形成貯蓄制度」を利用している場合、一定の条件を満たせば、住宅取得費や教育費のために、低金利の公的融資を利用することができます。



・ 住宅取得費を借り入れる場合には、最高4000万円まで。
・ 教育費の場合には、本人、または、その親族が教育を受けるために必要な資金、最高450万円まで。



上に書いたように、低金利な上に借りれる金額が大きいので、住宅取得や子供の教育費でまとまったお金が必要なときに役立ちます。




転職の場合、前会社と同じ内容で契約を継続することも可能。

財形年金貯蓄は、退職後2年以内に、次の新しい転職先の会社を通して申出ることによって、前会社での契約内容のままで継続することもできます。

ただし、上の方で説明したように、会社が契約している金融機関(銀行や生命保険会社など)に限定されています。

ですから、もし、新しい職場(転職先)で、以前の会社に勤めていた時の金融機関と継続できない場合は、以前の会社に勤めていた時の契約内容に基づいた新契約に預替えることになります。




年金以外の目的で解約すると、過去5年間の全利息に20%課税

財形年金貯蓄は、老後の年金作りを目的とした積立制度ですから、これを条件に、非課税枠が利用できるようにしてあります。


ですから、もし、年金以外の目的で60歳未満に引出すと、過去5年間に生じた全利息に対して20%課税され、税金を引かれることになりますので注意が必要です。


ただし、年金の受け取り開始後、5年を過ぎた場合には、その時点から生じる利息についてのみ課税される仕組みに担っています。




以上が財形年金貯蓄の説明ですが、財形年金貯蓄の大きなメリットは、



・ 元利合計550万円までの非課税枠が使えること。
・ 給与天引きという形なので、なかなか貯金ができない意志の弱い人でも、強制的に老後資金の積立ができること。
・ 金利情勢によっては、一般の定期預金よりも高い金利が適用される場合がある。



の3つです。





…ただし、財形年金貯蓄の掛金については、税制上のメリットがないので、当サイトの他のページで紹介している年金を増やす方法よりも、入口(掛金をかける時)の面でどうしても見劣りしてしまいます。




確定拠出年金(日本版401K) → 「掛金は、全額所得控除」
中小企業退職金共済制度(中退共) → 「掛金は、全額損金扱い(所得控除)」
その他、外部退職金共済制度 → 「それぞれ異なるが、控除になる物もある」
個人年金保険 → 「最高で年間2.5万円までが所得控除」




掛金に対する税金の控除があれば、給与に対する所得税や住民税なども安くなりますから(年末調整で過払い分が返ってくる)、財形年金貯蓄よりも、実質的には、お得になる場合がほとんどです。





また、高金利の普通預金(貯金)で老後資金を作るで説明しているように、一部のネットバンクでは、一般の店舗型金融機関よりも、はるかに高い金利設定を行っている銀行もありますので、これを考えた場合、金利の面からも、そこまでお得とは言えません。



ですから、個人的には、上記の年金を増やす方法が利用できない場合、もしくは、既に上記の年金を増やす方法を利用している場合に、「プラスとして、財形年金貯蓄を利用する」といった使い方をお勧めします。





三菱UFJ信託銀行 財形年金貯蓄
みずほ銀行 みずほ財形年金貯蓄
野村證券 財形年金貯蓄
大和証券 財形年金貯蓄
第一生命 財形年金貯蓄



上に、財形年金貯蓄が利用できる主な金融機関をあげましたが、その他、



・ 都市銀行&地方銀行
・ 信託銀行
ゆうちょ銀行
・ 信用金庫
・ 労働金庫

・ 信用協同組合
・ 農林中央金庫&商工組合中央金庫
・ 農業協同組合&同連合会
・ 漁業協同組合&同連合会
・ 水産加工業協同組合&同連合会

・ 金融商品取引業者
・ 生命保険会社
・ 損害保険会社




などで契約できます。資料請求や質問と回答については、下記を参考にしていただけると光栄です。


独立行政法人 雇用・能力開発機構 - 財形資料請求
独立行政法人 雇用・能力開発機構 - よくある質問



【現金31万7,450円】が貰える現金プレゼントキャンペーン!
【現金:31万7,450円】が貰える「赤字覚悟」のキャンペーン!




【総額:31万7,450円】かんたん!現金プレゼントキャンペーン
【現金:3,000円】マネックス証券の家族・お友達紹介で現金プレゼント
【現金:5,000円】キャンペーン攻略法で簡単♪「DMM.com証券FX
【現金:5,000円】セントラル短資FXの口座開設+1取引だけ!


【当サイト限定】JFXの口座開設+1取引で【現金2,000円】!
【当サイト限定】ヒロセ通商FXの口座開設+1取引で【現金2,000円】!
【当サイト限定】インヴァスト証券の口座開設+1回取引で【5,000円】!
【当サイト限定】FXプライム byGMOの口座開設+取引で【13,000円】!


【金券:2,000円】自動車保険の見積り比較で、マック&図書カード!
【金券:500円】車の査定・買取価格の比較で、クオカードプレゼント
【金券:19,000円】生命保険の無料相談・見直しで、全員にプレゼント
【元本保証・高金利】年金を増やせるマネックス債SBI債







国民年金の知識


国民年金のメリット


国民年金の給付の種類


年金免除/特例/割引


国民年金と厚生年金


年金を増やす方法[公的]


年金を増やす方法[私的]


お勧めサイト一覧


当サイトについて


現金プレゼントキャンペーン特集!

Copyright(C) 2016 かんたん!国民年金・厚生年金入門 All rights reserved